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2008年04月04日フレッシュマンへのメッセージ

ふっと手に取ったフリーペーパーに、石田衣良からフレッシュマンに向けた非常に的を射たメッセージが載っていた。それはある意味気の重くなる真実で、僕は自身の過去を思い出しながら、しみじみとそれらを噛み締めざるを得なかった。
そう言えば、先週末に上野公園で旧友たちと花見をした際、某アート系専門学校の非常勤講師をしている人間が面白いことを言っていた。
「学校から、”現場の辛い話は絶対しないでください。”と釘を刺されている。」
僕はそれを聞いて、「そんなのにビビってるような奴はこの業界に来ようと思っちゃ駄目だね。」と笑いながら返したのだが、かく言う僕も、当時は全く根拠のない自信と、勝手に一人歩きした妄想だけを頼りにあてもなく進んでいた気がする。
目の前に壁が立ちはだかれば迂回し、
分かれ道があれば周りに流され、
足を挫けば人の背に負ぶさる。
そうしてやっとの思いでココまで来たのだが、今いるココはあの頃描いた妄想のここではなく、そしてそれが成るべくしてなったのだと言うことに最近になってようやく気付いたのだけれど、それは全く悲観的なそれではなく、むしろ”よく頑張った。”と自分を褒めてあげたいという気さえする。
思いのほか歳を取ったのかもしれない。
とはいえそうやってそれらを俯瞰してみると、”やりたいようにやれば、やっただけの結果が自ずと付いてくる。”という至極単純な結論に達するわけで、それなら周りの者は本人がやりたいと言っていることに対してとやかく言う筋合いはなく、むしろ先達は良いも悪いもありのままを包み隠さず、真実だけを晒け出す義務があるのではないかと思うのである。
・・・とかそんなことを考えながら仕事をサボりましたとさ。
フレッシュマンよ、やりたいようにやればいいじゃない。
つまりはそれが僕からのメッセージです。
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弾けんばかりの若さがセンチメンタルを乗せて、力強く僕の胸に突き刺さるのです。
あれから一年、藍坊主(あおぼうず)は見事な成長を遂げて僕の元へ帰ってきた。
優しくも切なく、そして激しくも美しい。荒っぽいギターに乗せた綺麗なメロディーラインがとても心地よく、力強く僕の中に入ってくる。そしてなんと言っても8曲目の「風の日」。これがいいです。
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