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2008年01月14日

今年の長い影

正月は暇である。
あまりに暇だったので、母の夕食の買い出しに付き合う事にした。

むかし通った小学校の西側の真っ直ぐな道路の手前で、ふと見ると長い影。

そういえば、一年前にもこんな写真を撮ったな。
などと思いながらカメラを構える。

「影が僕を撮ろうとしている」

あの時は確かそんなことを考えて笑ったんだっけ。

あれから一年、あっという間だった。
僕は何も変わらず、いや、変わらないことは良いことなのかもしれないけれど、変われない事への苛立ちの方が大きい気がする。

「せーの。」
(パシャ)

「せーの」でシャッターを切ると先に行ってしまった母を走って追いかけ、自慢げに撮りたての写真を自慢する。

「あら凄い。長い影ねぇ~。」

母が素っ気なく返す。

たとえ変われなくとも、こんな他愛もない会話が変わらなく続くとしたならば、それはとても幸せな事なんじゃないだろうか。
僕はふと、そんな風に思った。


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