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2007年08月06日新宿鼠

すっかり夏らしくなってしまった。
僕はもう何度目かも忘れてしまった東京での夏に、「また来たか。」とため息をついた。
新宿駅は相変わらずで、僕はいつものコースを用もないのに散策する。
暑いのに人が多い。というか、暑くなくても人が多い。つまりいつも通り人が多い。
そんな新宿駅。
不意に近くを歩いていた女性が「キャッ」と可愛い声を上げたので視線を向けると、彼女のそばを小さなネズミが駆けていた。ネズミは夏の日差しで熱く爛れたアスファルトの地面を素足で走っている。そのちょこまかとした動きが、さも「アチチチ、アチチチ」とでも言っているかのようで、心なしか滑稽に思えた。
写真を撮ろうかとバッグに目を遣り、カメラを取り出して視線を元の位置に戻すと、既にそのネズミはどこかへ消えてしまっていた。ネズミも暑い中、東京でがんばっているようだ。
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弾けんばかりの若さがセンチメンタルを乗せて、力強く僕の胸に突き刺さるのです。
あれから一年、藍坊主(あおぼうず)は見事な成長を遂げて僕の元へ帰ってきた。
優しくも切なく、そして激しくも美しい。荒っぽいギターに乗せた綺麗なメロディーラインがとても心地よく、力強く僕の中に入ってくる。そしてなんと言っても8曲目の「風の日」。これがいいです。
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