pixtex
2007年06月20日水滴

自転車のカゴに入れた缶チューハイが振動でカタカタと飛び跳ねている。
僕は出来るだけ凹凸の少ない路面を選んで走行することを試みるが、段差ばかりでちっともスピードが出せない。
そういえば今日も雨が降らなかった。
昼間みえた客人は、冷たいお菓子を手土産に「暑いですねぇ」と言いやってきて、僕も「もう夏みたいですねぇ」などと返し、冷たいお菓子を有り難く頂戴した。
なぜか非常に夏らしい光景だ。
相変わらずカゴの中で飛び跳ね缶チューハイ。
僕は少し汗ばんだ額に生温い風を当てながら、今夜も寝苦しいのだろうか。と、なかなか寝付けなかった昨夜のことを思い出し、少しだけ気が滅入った。
家に着いてカゴの中の缶チューハイを手に取ると、缶は大量の水滴を帯びていて、僕の額を遙かに上回る大汗をかいていた。
僕は、ごめん、ごめん。と慌てて冷蔵庫に缶チューハイをしまい込むと、水滴が付いて濡れた手のひらの感触が妙に重苦しく夏の夜のそれを物語っているような気がして、なおのこと気が滅入った。
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弾けんばかりの若さがセンチメンタルを乗せて、力強く僕の胸に突き刺さるのです。
あれから一年、藍坊主(あおぼうず)は見事な成長を遂げて僕の元へ帰ってきた。
優しくも切なく、そして激しくも美しい。荒っぽいギターに乗せた綺麗なメロディーラインがとても心地よく、力強く僕の中に入ってくる。そしてなんと言っても8曲目の「風の日」。これがいいです。
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