
昼休み。
ふと、今日はオリジンの唐揚げ弁当を食べなさい。と、天啓を得た。
天気も良いし、散歩がてら買いに行くか。と、事務所を出る。
目的地までは3分足らず。大した距離じゃあない。
途中、先日読んだ「でかイカマガジン」の置いてある本屋に立ち寄り、「散歩の達人」を立ち読みする。
近所を特集していたからだ。
その後、本屋を出て、さて、いよいよ唐揚げ弁当を……と意を決した所で気がついてしまった。
財布を持っていない。
忘れたのである。
見事なまでに。
完膚無きまでに。
財布を忘れたのである。
持っているのは携帯電話のみ。
なぜ携帯だけは持っていたのかというと、唐揚げ弁当をオーダーし、出来上がるまでの5分ほどの時間をつぶすために必要だと知っていたからだ。元来僕はそういう部分に機転の利く、非常に用意周到な男なのである。しかし、財布が無くては元も子もない。弁当が買えないのだから、つぶす時間が存在しないわけだ。つまりは携帯電話があっても意味がないのである。
普段、それほど重大な忘れ物をしたことがない僕にとって、この事実はなかなか容認しづらいインシデントであり、僕のか弱く繊細なメンタルへの被害は甚大であった。
それこそ、小学三年生の時に、ランドセルを教室に忘れて手ぶらで下校してしまった時以来の衝撃である。
気がついて教室に取りに戻った際、教室に一人残って書類の整理をしていた塩見先生の不思議そうな顔が今でも瞼の裏にこびりついている。
うなだれて事務所に戻った僕は、自身のデスクに置いてある財布を手に取り、再び昼食を買いに出かけた。
しかしもう無理だ。唐揚げ弁当を買いに行く気力はない。打ちひしがれてしまった僕は、待ち時間を潰すための携帯さえ持つ事もやめていた。
今日は下の階のスーパーで適当なパンでも買って食べよう。今日の僕には唐揚げ弁当を食べる資格がなかったのだ。

THE BACK HORN、GRAPEVINEを聞いていたと言うだけあって、そのテイストが感じられる曲調。3ピースでも音にしっかりとした厚みがあって、バランスが良いと思った。
その名の通り、切なくて冷たい雨が降る。TK(男性Vo)のハイトーンは好みが分かれるところだが、345(女性Vo)とのツインボーカルが生み出す緊迫感はとても狂おしく、破滅的で情緒に溢れている。
でもね、曲はめっちゃカッコイイス。そういう細かいところを気にするアホウは僕くらいなもんで、良いアルバムに仕上がってますよ。
いやはや、凄いの見てもーた。基本はスクリーモなんですが、エモが来たと思ったらいきなりエレクトロニカなん?4つ打ちなん?っていう最高の一品です。
1曲目の「insurance?」からいきなり「It's Only Natural」と似たテイストのノリノリナンバーで、一気に持ってかれてしまいました。全体的に気持ちよく聴けるアルバムに仕上がっています。
埼玉産インディーズバンドLooking For。同郷なら応援しないわけにはいかない。とにかくメロディック・メロディックなのであります。まさしく僕好み。ありがとうございます。
初めて聴いた感想はズバリ「つまらん」。
で、封印しようかと思いつつ、他に聴くものもないし・・・などとループ再生していたところ・・・4,5回目くらいから良くなってきました。
僕のファーストインプレッションは、
「んー、フライングキッズ?いや、オリジナルラヴ?」
でした。
前作 rapture が割とアップテンポで勢いのある印象だったので、アップテンポ好きな僕には少し物足りないというか、お子ちゃまな僕の好きな路線とはちょっと違うかなぁという感想。
女性Vo.なんですが、彼女の声と曲の世界観が絶妙です。彼女の声を聴いていると、切なくなるような、苦しくなるような、かと思えば一気に解放されるような、フワフワ浮かんでいるような。
クラムボンが好きな人とかすんなり聴けるんじゃないかと思います。
正統派J-popとでもいうべき非常に聴きやすい作品。メロディーも心地よく耳に残る感じ。無意識のうちに結構気に入っていたらしく、このまえ気付いたら4曲目のサビをひたすら口ずさんでました。
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