
初詣の際におみくじを引いたところ、「健康:日頃注意せよ」と書いてあった。
それを見た僕は、「なんてざっくりとしたお告げだろうか」と半ば呆れ、特に気に留めることもなくその日を過ごした。
翌日、起床後に雨戸を開けていたところで事件は起こる。
寝ぼけていたのか油断したのか。僕は右手の人差し指を雨戸におもいきり挟んでしまい、朝っぱらから流血の惨事となってしまった。
爪の間からあふれ出てくる血を眺めていると、ふと、「日頃注意せよ」のお告げが頭をよぎる。
それにしても、人差し指の先っぽを怪我しただけであるにも関わらず、いざそこを庇いながら生活してみると案外不便なもので、しかも様々な場面で傷口が何かとぶつかり、その度に痛い思いをする羽目となっていた。
そうやって夕方になって、さらに事件は起きる。
僕はあろう事か、朝と全く同じ箇所を別の扉で挟んでしまったのである。
怪我をしている人差し指を庇い、普段と異なる指でドアノブを持ったのが原因であった。人差し指を伸ばしたまま扉を閉めたせいである。
これにはさすがに悶絶せざるを得なかった。
行き場のない怒りと痛みをを我慢する間じゅう、ずっと頭の中でこだまするあの言葉。
【日頃注意せよ】
何かの呪いにでも掛かったかのような恐ろしい何かを感じずにはいられない。
だから、僕はこの時誓った。
今年の抱負は「日頃注意せよ」にしようと。
そうやって決意も新たに迎えた翌日、やはり事件は起きる。
仕事場でコーヒーを飲もうとした時の事である。
僕はコーヒーの匂いが変であることに気付いた。気付いたけれども、まぁ何かの気のせいだろうと思い、一口飲んでみる。やはり味がおかしい。
スタッフに確認すると、どうやらポットを洗浄中であったらしく、薬剤入りのお湯だったのである。
僕は思いもよらない刺客に思わず、「これが”日頃注意せよ”の試練か」と、己の未熟さを思い知る。
どこに危険が潜んでいるか分からない。気を抜くことなく精進したいと思う。
日頃注意せよ。

THE BACK HORN、GRAPEVINEを聞いていたと言うだけあって、そのテイストが感じられる曲調。3ピースでも音にしっかりとした厚みがあって、バランスが良いと思った。
その名の通り、切なくて冷たい雨が降る。TK(男性Vo)のハイトーンは好みが分かれるところだが、345(女性Vo)とのツインボーカルが生み出す緊迫感はとても狂おしく、破滅的で情緒に溢れている。
でもね、曲はめっちゃカッコイイス。そういう細かいところを気にするアホウは僕くらいなもんで、良いアルバムに仕上がってますよ。
いやはや、凄いの見てもーた。基本はスクリーモなんですが、エモが来たと思ったらいきなりエレクトロニカなん?4つ打ちなん?っていう最高の一品です。
1曲目の「insurance?」からいきなり「It's Only Natural」と似たテイストのノリノリナンバーで、一気に持ってかれてしまいました。全体的に気持ちよく聴けるアルバムに仕上がっています。
埼玉産インディーズバンドLooking For。同郷なら応援しないわけにはいかない。とにかくメロディック・メロディックなのであります。まさしく僕好み。ありがとうございます。
初めて聴いた感想はズバリ「つまらん」。
で、封印しようかと思いつつ、他に聴くものもないし・・・などとループ再生していたところ・・・4,5回目くらいから良くなってきました。
僕のファーストインプレッションは、
「んー、フライングキッズ?いや、オリジナルラヴ?」
でした。
前作 rapture が割とアップテンポで勢いのある印象だったので、アップテンポ好きな僕には少し物足りないというか、お子ちゃまな僕の好きな路線とはちょっと違うかなぁという感想。
女性Vo.なんですが、彼女の声と曲の世界観が絶妙です。彼女の声を聴いていると、切なくなるような、苦しくなるような、かと思えば一気に解放されるような、フワフワ浮かんでいるような。
クラムボンが好きな人とかすんなり聴けるんじゃないかと思います。
正統派J-popとでもいうべき非常に聴きやすい作品。メロディーも心地よく耳に残る感じ。無意識のうちに結構気に入っていたらしく、このまえ気付いたら4曲目のサビをひたすら口ずさんでました。
コメントする