
僕は前だけを見て生きてはいけないようだ。
テレビがつまらなかったのでWINAMPを立ち上げた。
理由はわからないが、アルバムリスト欄がアルバム名の降順になっていて、一番上に表示されていたのがLUNKHEADの”孵化”という作品だった。僕はこのアルバムをとても気に入っている。
とはいえ、最近は全く聞いていなかったので、久しぶりに聞いてみようと再生してみたのだが、思い入れのあるモノには必ずと言って良いほど”記憶”が紐付いているものである。この音楽もそのようだった。
椅子に体を投げ出して目を閉じると、そこからは芋づる式に記憶の糸をたぐり寄せ、どんどん、どんどんと過去を抉り始めている。
自ら己の傷を抉り出すような事を好んで行うほど、僕は自虐的ではないはずだった。
気持ちを切り替えるために魔法の呪文、”にこにこぷん”の「あらあら、おやおや、それからどんどこしょ」を口ずさみながら、グラスにワインを注ぎ込む。
いつだってそうだった。
僕は後ろ向きになって、バックする形で前へと進んでいるのだ。
それは不可抗力として消して逆らえない”時”の経過により構築させられてしまった、過去の記憶に対する未練のようなものへの執着心だ。
10秒後の俺と今の俺はどう違うんだろう?なんて事を考えてたらもうすぐに10秒ぐらい経ってた。そこで俺は10秒ぐらいで何も変わらないって事を知ってしまった分、10秒前とはもう違ってしまったのか?なんて考えている間に10秒経ってた。そこで俺は10秒間で何も変わらないってことを知る後と前では別に何も大して変わらないってことを知ってしまった。なんて考えてたらさらに10秒経ってた。
LUNKHEAD ”孵化” 「ぐるぐる」 より抜粋
お気に入りの8曲目が身に滲みる。
全部意味なんて無いのか?

THE BACK HORN、GRAPEVINEを聞いていたと言うだけあって、そのテイストが感じられる曲調。3ピースでも音にしっかりとした厚みがあって、バランスが良いと思った。
その名の通り、切なくて冷たい雨が降る。TK(男性Vo)のハイトーンは好みが分かれるところだが、345(女性Vo)とのツインボーカルが生み出す緊迫感はとても狂おしく、破滅的で情緒に溢れている。
でもね、曲はめっちゃカッコイイス。そういう細かいところを気にするアホウは僕くらいなもんで、良いアルバムに仕上がってますよ。
いやはや、凄いの見てもーた。基本はスクリーモなんですが、エモが来たと思ったらいきなりエレクトロニカなん?4つ打ちなん?っていう最高の一品です。
1曲目の「insurance?」からいきなり「It's Only Natural」と似たテイストのノリノリナンバーで、一気に持ってかれてしまいました。全体的に気持ちよく聴けるアルバムに仕上がっています。
埼玉産インディーズバンドLooking For。同郷なら応援しないわけにはいかない。とにかくメロディック・メロディックなのであります。まさしく僕好み。ありがとうございます。
初めて聴いた感想はズバリ「つまらん」。
で、封印しようかと思いつつ、他に聴くものもないし・・・などとループ再生していたところ・・・4,5回目くらいから良くなってきました。
僕のファーストインプレッションは、
「んー、フライングキッズ?いや、オリジナルラヴ?」
でした。
前作 rapture が割とアップテンポで勢いのある印象だったので、アップテンポ好きな僕には少し物足りないというか、お子ちゃまな僕の好きな路線とはちょっと違うかなぁという感想。
女性Vo.なんですが、彼女の声と曲の世界観が絶妙です。彼女の声を聴いていると、切なくなるような、苦しくなるような、かと思えば一気に解放されるような、フワフワ浮かんでいるような。
クラムボンが好きな人とかすんなり聴けるんじゃないかと思います。
正統派J-popとでもいうべき非常に聴きやすい作品。メロディーも心地よく耳に残る感じ。無意識のうちに結構気に入っていたらしく、このまえ気付いたら4曲目のサビをひたすら口ずさんでました。
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