
昼休みに外へ出て空を見上げてみると真っ青な夏空。
僕は少し思い出していた。
とにかく暇な夏休みだった。
確か中学生だった僕は、あまりの暇さに嫌気が差し、毎日20分かけて自転車で図書館へ通った時期があった。
特に読書が好きなわけでもなかったので、特段読みたい本があったわけではないのだが、とにかく暇な夏休みだったのだ。もちろん勉強や宿題をまともにするつもりは毛頭無い。
それでも図書館に入ったら本を読む以外する事が無く、特に意識せず手に取った本が北方謙三だったかのハードボイルドもので、それから似たようなミステリばかり読み漁っていた。
影響を受けやすい僕は、しばらくするとすっかり物語の主人公達に感情移入してしまい、自転車に乗るのも、まるでタバコの煙をくゆらせながらシトロエンか何かの外車を走らせているかのような気持ちでペダルを漕いでいた。そう言うときは溜息がちに空でも見上げるのが定番だ。
僕は高速道路の上に架かっている高架橋の天辺でチャリンコと言う名のシトロエンを停め、眼下に広がる摩天楼ならぬ一面緑の田園風景を眺め、それからゆっくり空を見上げるのだ。
タバコの煙を吹いている振りをする。
その時見た青空が今日見た青空とよく似ていた。
僕は結局、タバコも吸わずに、シトロエンにも乗れずに大人になってしまったが、相変わらず空だけは見上げている。
とにかく暇な夏休みだったのだ。
空はあの時と全く変わっていない。

THE BACK HORN、GRAPEVINEを聞いていたと言うだけあって、そのテイストが感じられる曲調。3ピースでも音にしっかりとした厚みがあって、バランスが良いと思った。
その名の通り、切なくて冷たい雨が降る。TK(男性Vo)のハイトーンは好みが分かれるところだが、345(女性Vo)とのツインボーカルが生み出す緊迫感はとても狂おしく、破滅的で情緒に溢れている。
でもね、曲はめっちゃカッコイイス。そういう細かいところを気にするアホウは僕くらいなもんで、良いアルバムに仕上がってますよ。
いやはや、凄いの見てもーた。基本はスクリーモなんですが、エモが来たと思ったらいきなりエレクトロニカなん?4つ打ちなん?っていう最高の一品です。
1曲目の「insurance?」からいきなり「It's Only Natural」と似たテイストのノリノリナンバーで、一気に持ってかれてしまいました。全体的に気持ちよく聴けるアルバムに仕上がっています。
埼玉産インディーズバンドLooking For。同郷なら応援しないわけにはいかない。とにかくメロディック・メロディックなのであります。まさしく僕好み。ありがとうございます。
初めて聴いた感想はズバリ「つまらん」。
で、封印しようかと思いつつ、他に聴くものもないし・・・などとループ再生していたところ・・・4,5回目くらいから良くなってきました。
僕のファーストインプレッションは、
「んー、フライングキッズ?いや、オリジナルラヴ?」
でした。
前作 rapture が割とアップテンポで勢いのある印象だったので、アップテンポ好きな僕には少し物足りないというか、お子ちゃまな僕の好きな路線とはちょっと違うかなぁという感想。
女性Vo.なんですが、彼女の声と曲の世界観が絶妙です。彼女の声を聴いていると、切なくなるような、苦しくなるような、かと思えば一気に解放されるような、フワフワ浮かんでいるような。
クラムボンが好きな人とかすんなり聴けるんじゃないかと思います。
正統派J-popとでもいうべき非常に聴きやすい作品。メロディーも心地よく耳に残る感じ。無意識のうちに結構気に入っていたらしく、このまえ気付いたら4曲目のサビをひたすら口ずさんでました。
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